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第83回 弊社ケーススタディー ニュージーランドビザ審査、ここまで難しくなるのか


以前、あるクライアント様に頂いた推薦状の中で、まるでおとぎ話みたいな審査だったとのコメントを頂いたことがあります。今回のお話は特に、今までの中でも一番おとぎ話みたいだったと言えるかもしれません。

ビザが取れず、婚約者と5年離れ離れに
2022年6月。国境封鎖が完全解除される直前のタイミングで、とある相談が舞い込んできました。「5年以上離れ離れの婚約者に会いたい。ビザ申請に力を貸してください」2017年に知り合ったNZ人パートナー&彼女の家族と同居を始めたAさん。当時、Aさんは就労ビザ取得のために弁護士に依頼をしていましたが、その経緯は良いものではありませんでした。 最初に代理申請をお願いした弁護士によるビザ申請は却下。その翌日にはビザ申請中に発給されていたinterim visaも失効 (その当時のビザルールでは、Interim visaはビザ審査結果の翌日に失効していました)。 意図せず、Aさんは不法滞在になってしまいました。
ビザ却下2回と不法滞在、そしてパンデミック
合法的に滞在するために弁護士を通じてビザ発給要請手続きをしますが、弁護士のミスで、却下された就労ビザではなくパートナービザを要請してしまうなどのトラブルが相次ぎ2度目のビザ却下で、Aさんは母国に帰国することになりました。 そんな中でもあきらめず、NZ人パートナーさんは彼女のご家族と一緒にAさんの母国に渡航し、両家に祝福されながら婚約しました。ですが、パートナーさんはビザの関係上いつまでも一緒にいることは叶わず、Aさんを残してNZに帰っていきました。 その後Aさんはもう一度別の弁護士に相談し、ビザ申請に再度臨みました。しかし、契約していたパートナービザ申請が進まない中、パンデミックに突入。約束していたコロナ禍の例外的入国申請自体もされず、結局お金を払って申請すらしないという最悪の結果に終わったようです。 2018年に会ったのを最後に5年間会えないまま遠距離恋愛になってしまった中で、3度目のビザ申請のために、ご家族と一緒にNZ人パートナーさんが有料相談に来られたのが弊社でした。
会えないストレスで病気を発症、よりビザ発給の難易度がアップ
一度目の弁護士を通じたビザ申請の際の状況を改めて調べると、移民局には公文書改ざんの疑いありという移民局の警告文記録が。Aさんには身に覚えがありません。このようなトラブルも含めて、2度の代理申請がビザ不発給、そして、別の代理人には、お金だけ取られて放置されてしまった……そんな状況でも希望を捨てず、弊社による申請代行を決めて頂いたのは大変光栄でした。
Aさんはこのときパートナーさんに長く会えていないストレスもあり、病気を発症。これが申請にどう影響するかも懸念点に。病気を抱えながら、ご家族の協力も得ながらの三度目のスタートです。 お話を聞くとNZでの同棲は短期間で、パートナービザ申請の条件を満たさなそうだったので、今回は観光ビザの取得を目指すことになりました。 通常ならすぐに発給される観光ビザ。しかしその時は国境が開いたばかりで、各国からの観光ビザ申請が殺到している状態でした。その数は半年間で15万件。移民局のホームページには、最大44日で発給と載っているのに、3カ月経っても審査官すら決まっていません。
そこで、移民局に状況を説明したところ、審査官を優先的につけてくれるとのこと。しかしそれもその後も音沙汰がなく、再び移民局に連絡しますが返信はありません。 その後、やっと審査官が決まり連絡が来ました。少し前に、特別永住権申請用の情報開示請求で対応してもらった元Privacy officerの方でした。けれど、その連絡は良いものではありませんでした。
移民局への苦情5件。オンブズマンや移民副大臣にも助けを求める
このままだとビザ申請を却下します。
そのような内容のPPIレターだったのです。兵役証明と家族が母国に住んでいる証明を出してください(もう提出しているのに!)母国に家族が住んでいるか、もしくは資産があるかの証明を出してください。(家系図まで提出したぞ!)なぜ不法滞在になったのか、また、渡航目的を説明してください(これももう弁論書で説明している!) 矛盾したおかしな追加資料や状況に正式に抗議すると、審査官は決定していたのに休暇や他のことで審査が後回しにされ遅れていたり、その他にもこちらが提出した証拠やカバーレターをまともに読んでいないと思われる審査官側のミスが判明。あまりに不誠実な対応に、最終的にオンブズマンに苦情を訴えることに。 この移民局への苦情はトータル5件になりました。 更には、NZ人パートナーのご家族にも協力してもらい、副移民大臣宛ての要請書を作成し、提出。要請書には不介入の知らせが返ってきました。しかし、とにかくこちらの熱意だけでも伝わってほしいという思いからの要請書と苦情申し立てでした。 後で調べてみたところ、この審査官、PPIレターを発行する前に、ビザ申請を却下していたことが判明。それも、観光目的での入国希望で、スポンサーフォームを提出したにもかかわらず、資金証明の条件を“満たしていなくて、満たしている。しかし、却下されたので審査していない”というかなりユニークな審査でした。上司の方が、審査官の却下審査に同意しなかったため、審査が振り出しに戻りました。因みに、NZ国外申請でPPIレターが出たのが意外でした。
ITシステムや自然すらも味方してくれない中、掴んだ成功
更に、新オンライン申請のシステムエラーによって申請自体が消滅してしまいます。提出済みの50種類を超える証拠資料を再提出しなければならないのかと呆然としました。
追い打ちをかけるように、Aさんの国で大規模な自然災害が発生。その場合、NZに入国後、母国に帰国せず不法滞在するかもしれないと誤解される可能性がありました。それを避けるため、Aさんの村には被害がないことを審査官に連絡するといった別のトラブルも発生しつつ、後日審査結果が出ました。
結果は新しい審査官が着任後、1日で観光ビザ発行。 審査官だけでこんなに審査方法が違うなんて……。
色々なトラブル続きで証拠集めやカバーレター作成などに命を削って大変だったわりには拍子抜け……ではあるものの、結果オーライ! これでAさんもNZでパートナーさんと再会することができました。
最後までどうなるかわからないからこそ、あきらめずにできる限りのことをする。移民局との交渉力も問われる、代理申請のケースでした。
本コラムは一般的なビザ、移民法等の情報提供で、法的助言を目的としていません。執筆者及び弊社は、本コラムの内容等に起因する損害について、一切の責任を負わないものとします。この免責事項も含めて内容の無断転載及び改変を禁止します。法的アドバイスやビザの申請代行をご希望の場合はお問合せ下さい。(執筆日2023年5月11日)
このコラムは、NZ Daisuki.comにも掲載されました。 https://nzdaisuki.com/column/nzvisa-info-by-nzvp/article-83
執筆者
Aki Yamasaki (ニュージーランドビザ申請代行センター代表およびNZ政府公認移民アドバイザー) ニュージーランドに移住して23年。TOEIC満点、英検1級取得。14学位取得。移民法最高学位GDNZIA取得。雇用法、ビジネス法、商法も大学で学ぶ。NZ国家資格者である移民(ビザ)アドバイザー(ライセンス番号201701307)自身の申請経験をきっかけに、ビザ申請者の気持ちが分かる熱血派の移民法専門家になる。移民法、ビザルールに関する法的助言提供、ビザ申請代行、移民局との交渉、面接同席、弁論書作成だけでなく、単独で移民保護裁判所の法定代理人にもなれるフルライセンスアドバイザーであり、案件を最初から最後まで担当。緊急時は時間外も対応。却下決定をも覆し、不法滞在、申請却下歴、入国拒否歴、警告があるケースや弁護士でも却下されたケースさえも成功に持ち込む。法律知識、分析力、移民局への弁論書に定評があり、多数の感謝状を頂く。(審査官からも称賛を得る)弊社で申請代行可能か無料査定中。質問への回答を含む法律相談は有料(ご相談後2週間以内に申請代行サービスにお申込み頂いた場合は、相談料を相殺)。本気でビザを取得したい方のみの限定受任。法的助言や弁論書作成、移民局とのやり取りを含む申請代行または契約前の有料相談のお申込はフォームへご記入後送信下さい。NZ国内外オンライン対応。電話番号(NZ) 03 669 0110 (日本)050 5539 0585 (お電話は有料相談や申請代行についてのお問合せのみ)平日NZ時間9時から19時まで(月曜から金曜) info@nzvisapartner.com
ニュージーランドビザ申請代行センター
ニュージーランドオフィス: 02108319214
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